ハールラウンドのようなシンプルなリング切削のツールパス作成ビデオをアップしています。各所間違いやすいミスも入れていますので、ビデオはトータル10分です。通常は5分で製作することができます。
リングインサイド、アウトサイドと2枚のDriveで切削を終えることができます。デモはJCAM2で行っていますが、JCAM1でも同じです。
・インサイドのサーフェスを0.2mmから0.3mm飛び出させることによって、刃物がオブジェクトにソフトランディングします。
・アウトサイドも同様ですが、ボトム直下は制御点を複数入れて直線の連続のようにしておきます。サーフェスからの飛び出し距離は、ワイヤフレームでツールパスの公差具合を見ながら必要最小限に設定します。
[切削前素材形状] φ33mm×L40mmベース φ27mm(φ10d20Hole)×L32mm
汎用旋盤で中心に10mmの穴をあけています。穴はなくても切削に大きな問題を与えることはありません。
[完成品] マイクロスコープ画像
リング上部:TP交差部に1/100mm程度のキズが見えます。
リング下部:TP交差部に1/100mm程度のキズが見えます。
リング表面:完璧な仕上がりです。
※切削時間:2時間40分(サポート兼湯口部を3mm長取っています。0.5mm程度にすると2時間以内で切削を完了します。)
デザインはCayof(https://cayof.com)さん。