Mira-6を使用して大量に出た端材ワックスを再溶解し、「リサイクルワックスベース」を製作しました。
寸法は・直径33.5mmくらい、・全長52.5mmくらい、・先端円柱径は28mmくらい(高さ10mm)です。
先端円柱部が28mmであるわけは、FeriisのB-1062(φ27mm×L152mm)を切断して使用するためです。
これまでのベースワックスは40mmと設定し、切断オブジェクト上面を原点-2mm(描画がしやすい位置)にすると、B-1062を32mm(+1mm程度の切断シロ)程度に切断する必要がありました。
152mm÷33mm=4.60 つまり、32mmで使用するB-1062を4個とることができました。B-1062の価格は570円程度ですので、
570÷4=142.5
1個あたりの材料価格は142円となります。
これをベースワックス52.5mmを使用することによって、B-1062は20mm(-1mm切断シロ)で使用できますので、材料の無駄を抑えることが可能になります。
570÷7=81.4円 約60円のコストを下げることもできました。
リング100本ですと6,000円(B-1062が10本購入可能です)、年間500本(1日2本)とすると、30,000円(B-1062が52本購入可能です)を節約することができます。
52.5mmベースワックスは、汎用旋盤で表面を切削していますので、市販品のような扁平がありません。
52.5mmベースワックスは何度でもご使用いただけます。劣化、クラックが入った場合にはハンダゴテでクラック部分を溶解することによって、使用に耐えることができます。
52.5mmベースワックスは10mm幅のリングまでの切削を予想していますので、これ以上になる場合にはライノ画面上で検証が必要です。2019年後期モデルはこの寸法ではありませんので、ご注意ください。
また、ワックスの溶着部分が切削で飛ばされないように溶着する必要があります。
52.5mmベースワックスはSHOPで販売しています。
製品は自由が丘のCayofさんデザイン