熱に弱いとされているワックスも液ゴムであればゴム型を作ることができます。右がMira-6で切削したリングです。ワックスは残りますが、ゴム取り時に破損してしまいます。左がインジェクションワックスです。ワックス切削のためのサポートがそのまま湯口になります。
Mira-6での切削時におけるサポートは、形状、切削経路にもよりますが太さ、長さをあまり重要としていません。今回のリングであれば、1mm以下のサポートでも十分切削可能です。通常は湯道として設計されると良いかと思います。
鋳造後に磁気バレルのみの状態です。切削ワックスには見られた0.013mmの切削ラインは鋳造時の石膏粒子でほぼ消され、磁気バレルで完全に消えてしまいます。刃物が向かい合った中心ラインは残ることになります。
次回は完成品を掲載させていただきます。