Mira-6で使用される先端径0.1mmのMirabit(テーパーエンドミル)は、Mira-6装置全体の精度もあることから、非常に細かい細工、彫刻、切削をすることができます。ジュエリーアクセサリーでは、量産品の場合、原型製作、ゴム型製作、ワックスインジェクション、鋳造、研磨と、複数回のコピー工程を繰り返して製品となっていきますので、できるだけ精度の高い原型であったほうがいいと思います。特に文字彫刻、微細表面テクスチャ等は原型の精度が高ければ高いほど後工程での劣化を小さくすることができます。
昨日の文字彫刻のインジェクションワックス(液ゴムを使用してゴム取をしています)の画像です。昨日も記載していますが、「耳の漢字」の中心部分は0.15mm幅です。昨日の切削直後画像から見ると、コピー劣化しているのが見て取れます。
裏面です。
ワックス切削は万能マシンではありません。刃物が入らない場所は切削することができません。SLAやインクジェット式、その他の方式の造形機とともに、目的に応じて使い分けされると良いかと思います。