画像のような小さなリング形状をテストも兼ねて、同時に2個切削しています。こちらは4軸切削で行っていますので、複数個をワックス材料一枚から切削することができます。Mira-6のワックス切削方法では、5mm程度の突込み深さでも粗削りをすることなく、1ブロックのツールパスで削り出すことができますので、サポートを1本で切削することができます。そしてサポートは湯口として利用できます。
1個もの製品用のパーツで、ゴム取の必要もなく、さらに手造りするには難しい形状の場合には、こういった製作方法がおすすめです。
切削する形状にもよりますが、Mira-6で切削するサポートは、切削中に強度を合わせ持って固定する目的のものではありませんので、1mmでも0.8mmでも切削可能です。フルエタニティリングのように切削するオブジェクトを横置きに設置する必要のある場合は異なります。こちらは強度目的を持って設置します。
また、CAD上で4mmで設計した幅は、画像寸法で仕上がっています。厚み部分も設計寸法1mmのところ、1.01mmで仕上がりました。