Feedrate(以降FR)は切削機の速度の設定を設定する項目です。こちらの値が小さいと速度は遅くなりますが、安定感のある切削加工が可能となります。
切削時間を短くしたいときには、このFR数値を上げていくしかないのですが、速度を上げることによる弊害も出てきます。切削面の微妙なズレや機械の振動が主な弊害になりますが、今回はその2点の中庸点を探るためのテストです。
現在FRは280まで無事にクリアしており、FR80の慣らし運転からは3.5倍の速さとなりました。下の画像のように、窓の下面、文字ともに歪み、破たんなどは全く出てきておりません。ただし、このあたりのスピードになると装置がアームの移動とともに若干揺れ始めますので、注意が必要かもしれません。
美しい切削表面を実現するため、Stepは0.013mmに設定をしています。FR280の1窓の製作時間は46分となりました。(Z軸の進入速度は上げていませんので、FR数値と完全な比例時間にはなっておりません)
こちらの次のFR数値(290、300)のテスト切削中の動画です。(音が出ます)×1倍速
FR290,FR300もほぼ完璧な切削となっております。